食料生産に適した「自然エネルギー(再生可能エネルギー)」とは?

食料を生産するのに適した「自然エネルギー」はどのようなものがあるのか?

人間が活動する上では必ず何らかのエネルギーが必要です。エネルギーとは簡単に言うと「仕事をする力」です。宇宙も地球も人間もエネルギーをもとに活動しています。これらのエネルギーは様々な形態で保管され、いろいろな用途で使用されています。もちろん、食料生産をする上でもエネルギーは欠かせません。

今回は食料を生産するために必要なエネルギーを確保するためにはどんなエネルギー源があるのか?その中でも特に「自然エネルギー」に注目して解説していきます。

「自然エネルギー(再生可能エネルギー)」とは?

私たちはエネルギーを様々な「エネルギー源」から得ています。食べ物を食べるものもエネルギーを得るためです。そして、汎用性が高く、私達に一番身近なエネルギーは「電力」です。

「電力」を作るためには、「化石燃料」「天然ガス」を燃やしたり、「原子力」を使用した発電が主役となっています。しかし、「化石燃料」や「天然ガス」は資源に限りがあり、なくなることはあっても増産することはできません。原子力も毒性の高い放射性廃棄物が多量にでてくるため持続可能性なエネルギーではありません

そこで、今注目されいるのが「自然エネルギー」です。自然エネルギーとは太陽光、風力、水力などをエネルギー源としており、昔から私たち人間が利用してきた自然の力を利用したエネルギーです。これらのエネルギーはいくら使ってもなくなることがなく、絶えず循環して生み出されるエネルギーであるため「再生可能エネルギー」とも呼ばれています。また、炭酸ガス(CO)を出さないクリーンなエネルギーとしても注目されています。

 

なぜ農業・養殖で「自然エネルギー(再生可能エネルギー)が必要なのか?

農業や養殖は自然環境をそのまま利用して食料を生産するのであればエネルギーはそれほどかかりません。
しかし、本来その土地で育たない生産物を育てるとなると多くのエネルギーが必要となります。「植物工場」や「陸上養殖」といった施設で食料を生産をする場合には特に多くのエネルギーが必要です。
例えば、「植物工場」では日照時間をコントロールするために、照明を使います。また、室温をコントロールするために冷暖房を使用し、培養液を送り出すためのポンプも使います。これらはすべて多くの「 電気エネルギー」を使います。
「陸上養殖」では水を循環させるポンプや、酸素を供給するためのブロアー、水を温めるヒーターも多くの電気を使います。
農業・養殖では「自然環境」と「施設内の環境」に差があればあるぼど必要なエネルギーは大きくなります。

今後、食糧生産量を世界的に増産させるためには本来作物が育つ土地だけでは足りなくなります。そのため、気候が合わない土地でも農作物や水産物を作らなければならないのです。その時に「電力エネルギー」を「化石燃料」や「原子力エネルギー」だけに頼っていては持続可能な農業・養殖はできません。生態系を循環させて食料を作るためには「自然エネルギー」の有効活用が不可欠なのです。

農業・養殖に適した「自然エネルギー(再生可能エネルギー)」とは?

様々な自然エネルギーがあるなかで、それぞれの方法にはメリット・デメリットがあります。今後の記事で各エネルギーの特性や活用についての詳細は個別にまとめ、リンクをつけていきます。

まとめ
「自然エネルギー(再生可能エネルギー)」の種類と概要

「太陽エネルギー」とは?

「太陽エネルギー」は太陽が地球を照らす「光エネルギー」と、地球を暖めている「熱エネルギー」です。そのエネルギーは膨大で地球が1秒ごとに受けとっているエネルギーは電力換算で180兆kwに達し、これは世界の発電能力の1万倍のエネルギーです。
「太陽光発電」はこの太陽の光エネルギーを利用した発電方法です。
また、太陽の光エネルギーは植物が光合成をして炭水化物を生成するのにも必須なエネルギーです。
↓詳細の記事はこちら
「太陽光発電」とは?食料生産のための再生可能エネルギー

「風力エネルギー」とは?

地球上の地面や海面に温度差があると風が発生します。この風のエネルギーが「風力エネルギー」です。

「風力発電」では風力エネルギーを利用して風車を回し、その動力で発電機を動かして電気を発生させます。

「バイオマスエネルギー」とは?

「バイオマスエネルギー」とは「生物(動物、植物)の中に蓄えられたエネルギー」です。

具体的には木材や家畜の糞尿、建築資材や食品廃棄物などの様々なバイオマスや、それらのバイオマスを原料として作ったバイオマス燃料を燃やして発電します。
↓詳細の記事はこちら
「バイオマス発電」とは?食料生産のための再生可能エネルギー

「地熱エネルギー」とは?

「地熱エネルギー」は太陽光由来のエネルギーではなく、火山や温泉で見られるような「地球の内部のエネルギー」です。利用方法は地下に穴を掘って、穴の中に高圧の水を注入します。地下で暖められた水は水蒸気になって熱と一緒に出てきます。その時の蒸気と熱でタービンを回すことにより電気を作ります。これが「地熱発電」です。

「水力エネルギー」とは?

「水力エネルギー」とは高いところにある水が低いところに向かって勢いよく流れる水のエネルギーです。また、波の力や海流の力、潮の満ち引きの際の水の力も「水力エネルギー」です。この水力エネルギーを利用して水車やタービンを回すことで、電気を発生させるのが「水力発電」です。
↓詳細の記事はこちら
「小水力発電」とは?食料生産のための再生可能エネルギー



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です