「ふぐの毒」について!養殖のフグは毒をもたない!?

「フグの毒」について

冬の高級食材として刺身や鍋物でフグはものすごく人気の魚です。
(おすすめはお刺身です!)
食用として食べられるフグの代表は「トラフグ」です。
先日、日本海で釣りをした際にもアジだけでなく、フグもたくさん釣れました。
釣りに行くとよく釣れる邪魔者のフグはトラフグではなく「クサフグ」が多いです。
釣りの記事はこちら(日本海での夜釣り

(↑写真:先日釣ったフグ)

高級食材でとても美味しいトラフグですが、強烈な猛毒を持っています。毎年フグ中毒になる人は多く、このふぐ毒によって死亡者もでています

「ふぐ毒」とは?

フグは「テトロドトキシン(C11H17N3O8)」という低分子の猛毒をもっています。このテトロドトキシンという毒はフグ科のトラフグなどが持っていますが、同じフグ科でもハコフグ、カワハギ、マンボウ、ハリセンボンは毒を持っていません。しかし、ハコフグは体の表面から「パフトキシン」という毒をだすため、他の魚と同じ水槽に入れると他の魚が死ぬため注意が必要です。

テトロドトキシンはフグの肝臓卵巣に多く含まれていますが、皮や精巣や筋肉などにも毒をもつ種類もいます。

「ふぐ毒」を食べるとどうなるのか?

テトロドトキシンの人間の致死量は2ミリグラムです。
この毒は超危険なため調理するにはフグ調理師の免許が必要です。

~食べた時の症状~
食後20分から3時間までに、口唇や指先が痺れて激しい嘔吐が続きます。
その後、呼吸困難となり全身が完全な運動マヒになり、指さえ動かすことができなくなります。
そしてまもなく呼吸・心臓が停止し、死にいたります。
ふぐを食べてから死亡までの時間は4~6時間位です。

「ふぐの毒」はどこらか来たものか?

フグは自ら毒を作ってはいません。ふぐが食べた餌(カニやヒトデや貝など)の中にある微量のテトロドトキシンが蓄積されて、濃縮されることで強力な毒を持ちます。(フグ自体はこの毒に耐性を持っているため死ぬことはありません。)

養殖で「無毒のフグ」を作ることはできるのか?

養殖でテトロドトキシンを含まない餌で完全管理して養殖したフグは「無毒」になります。本来は毒が濃縮されて超危険な肝も食べることができます。(これは美味らしい!)

しかし、現状は流通過程での毒のあるフグが混ざったりした際に大惨事を引き起こすため国はフグの肝を食べることを許可していません。(死の危険を冒してまでフグの肝を食べたいとは思いませんが。。。)

フグについての「豆知識」と「まとめ」

~豆知識~
・フグの呼び方

フグは地方によって呼び方が異なります。山口県下関では「フグ」は「不具」に通じるとして「フク(福)」と呼ばれるそうです。また、大阪ではフグの毒にあたると鉄砲に打たれたように死ぬことから「テッポウ(鉄砲)」とも呼ばれます。さらに、この死の連想から「キタマクラ(北枕)」と呼ばれることもあるとのこと。

 

・フグが膨らむ理由と原理は?
フグは「天敵から身を守るため」に体を膨らませて威嚇(いかく)します。
これは「膨張のう」と呼ばれる胃の下にある袋に水を入れて体を膨らましています

今では温泉資源を利用した陸上養殖で育てたフグもでてきています。
昔から毒のリスクを冒してでも食べるほど美味しいのがフグです。
是非とも年末くらいは美味しいフグ料理を食べたいものです!!
お歳暮や年末ギフトにフグはオススメです。

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