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日本海(新潟県上越市)での夜釣りレポート
普段は水産物の養殖をしているのですが、今回は天然モノを釣りに「夜釣り」へ行ってきました。(2018年10月23日)
夜釣りは初めてで、本格的に釣りをするのも15年以上ぶりでした。(新潟で釣り仲間ができたため再開☆)小中学生時代に趣味でハマって集めた釣り道具を急いで掘り出して釣りに出かけました。
「釣り」を通して、飼いならされた水産物でなく、自然の魚の性質や生態系の循環も学んでいきます。
釣りのスポット
今回の釣り場は新潟県上越市(直江津港付近)の堤防です。
初めての夜釣りですが、堤防には街頭があり、足元も見えているため安全!
さらに、キレイなトイレも完備されているため条件はとても良かったです。(平日のため、人もいなくて、とても静かでいいところでした!!)
(↑写真:釣り場と釣り道具)
「仕掛け」と「餌」
今回の釣りへは2人で行き、竿は3本使用しました。
2本は小物の魚用の延べ竿。
1本はちょっと大物用に投げ竿をセットしました。
~延べ竿(竿の先にそのまま糸を結んで使用する竿)~
延べ竿でのターゲットは「アジ」です。
仕掛けはアジ用の針を使用しました。1か所に大小の針が2本ついており、その針が7か所ついています。末端にはおもりがついており、仕掛けがスムーズに沈むように設計されています。
この仕掛けを竿に結べばセット完了です。竿は4.2mのものを使用しました。
(↑写真:「延べ竿」と「アジ用の仕掛け」)
エサはオキアミです。オキアミは専用の容器に入れると針を通すだけで簡単に餌をつけることができます。
(この容器を考えた人スゴイ!)
(↑写真:「オキアミ取り付け用の容器」と「餌のつけ方イメージ」)
~投げ竿(リールのついた竿)~
投げ竿でのターゲットは「ヒラメ」や「キス」といった砂の中にいる魚です。
今回は投げ竿にジェット天秤をつけて、その下に3本針のついた仕掛けをセットしました。
リールはスピニングリール(一番メジャーな普通のリール)を使用しました。
(↑写真:投げ竿とリール)
(↑写真:「ジェット天秤(おもり)」と「仕掛け」)
エサは青イソメです。
(青イソメは購入時は透明のプラスチック容器に入っていますが、専用の木の容器に移動。風で飛ばないし、鮮度も維持できる優れものです!)
こいつらは噛みつくし、うねうねするしでオキアミより餌をつけるのが大変です!!
(↑写真:イソメと専用の容器)
釣り方
釣り方は竿によって違います。
~延べ竿~
延べ竿は餌をつけて、堤防の手前付近に仕掛けを落としていきます。
今回は小さなアジが底部にいて、水面付近は大量のフグがいるような状況でした。
そのため、仕掛けを投入したらすぐに底部に落ちて行かないとフグに食いつかれて大変厄介でした。
底部に仕掛けがきちんと落ちるとフグではなくターゲットのアジが釣れるので、いかにうまく底部を攻めるかがポイントでした。
(フグとアジのヒット率は6:4でフグが多く釣れましたが、アジもきちんとつれました!)
(↑写真:釣り方イメージ)
~投げ竿~
投げ竿はできるだけ遠くに投げて待つだけです。
釣果
今回釣れた魚は延べ竿で小アジ28匹(フグはその場でリリース)、投げ竿でキスが1匹でした。
小アジとキスは持ち帰り調理して美味しくいただきました。
(調理方法は次の記事に記載)
(↑写真:「小アジ」と「キス」)
(↑写真:「迷惑なフグ」と「すべての釣果」)
まとめ
釣りを通して、海の生物や生態系について多くのことが知ることができます。
釣りは「潮の満ち引き」や、「生態が活発に活動する時期や時間」、「魚に合わせた餌のチョイス」など奥が深い世界で海の生き物の情報の宝庫です。まだまだ知らないことがたくさんあります。
これからも、ちょくちょく釣りのレポートも入れながら「生態系の調査」や「養殖に活かせる情報収集」もしていきます。