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意外と知らない「エビの3つの真実」
日本人の大好きな水産物であるエビ!!大人から子供まで幅広い年齢層に愛されています。エビフライ、エビピラフ、エビの天ぷら、エビチリ、カップヌードルなどなど様々な料理でエビは使われています。回転ずしでも海老とサーモンがなくなればメニューが成り立たたないくらいです。
しかし、みなさんはそんなエビについてどれだけ知っているでしょうか?
今回は「意外と知らないエビの3つの真実」についてご紹介いたします!
①エビは生きてる時は赤くない!!(知らないレベル1)
食卓に出てくるエビはみんな殻や身が赤くなっています。そのため、エビが生きている時から赤いと思っている方もいるのではないでしょうか?
しかし、すべてのエビが生きている時から赤くはありません。特に日本で普段食べられてるバナメイエビやブラックタイガーは生きてる時は黒っぽい色をしています。調理されると赤くなるのです。
これはエビの中には「アスタキサンチン」という赤色の色素が含まれており、生きてるときはタンパク質と結びついて青藍色をしているため赤い色素が見えなくなっています。
※さらに、エビの赤色の発色の詳しい内容についてはこちらの記事↓をご覧ください。
【食の疑問】なんで「エビ」や「カニ」は赤くなるのか?
②エビは後ろ向きでは泳がない!!(知らないレベル2)
エビはいつも後ろ向きで泳ぐと思ってはいないでしょうか?
答えはNOです。エビは通常は前に向かって泳ぎます!
エビにはお腹に5つの腹肢と呼ばれるピラピラがついており、これを動かして泳ぎます。そのため、基本的には前に向かって泳ぐのです。
(↑写真:エビの腹肢)
しかし、例外もあります。それはエビが外敵から身の危険を感じた時です!!特にエビは上部に物影が近づくと鳥などの天敵が来たと思い、体をくの字型にまげて緊急回避行動をとります。この時は猛スピードで後ろ向きに瞬間移動します。こちらの印象が強すぎるために世間では海老は前には進めないと思われてしまっています。
③エビは目を切断すると卵を産む!!(知らないレベル3)
エビに卵を産ませるためにはどうしたらいいか?エビ養殖で親エビに卵を産ませるのは重要な課題です。
まず第1ステップは養殖している親となるエビに高栄養価の餌を与えます!そして、第2ステップはメスの目を切断します。そうするとメスのエビは卵が産める体になります。
なぜ、目を切ると卵を産むようになるのか?
エビの目の中には卵巣を発達させるのを抑制するホルモンが入っており、目を切断してしまうと卵巣を抑制するホルモンが出なくななります。そのため、目を切断されたメスのエビはどんどん卵を産める体になってしまいます。(両目をやってしまうと卵を産める体になっても、死亡率が上がってしまうため通常は片目だけ処理を行います。)そして、卵を産める体になったメスのところにオスを入れると交尾をして卵を産んでくれます!
まとめ
普段何気なく食べているエビですが、意外と知らない事が多かったのではないでしょうか?エビは飲み会の席でもおつまみとして出てくることも多いため、1つの話のネタとしてエビの真実を語ってみてはいかがでしょうか?(理系の女子が相手なら合コンでも盛り上がるかも!?)