ベトナムのダナンで人気の海鮮食堂はどんなスタイルなのか?(訪問レビュー)

ベトナムスタイルの海鮮食堂とは?

日本でも海産市場などで新鮮な魚介類は食べることはできます。
しかし、国が変われば食のスタイルも変わります!

今回はベトナムの「ダナン」に行った際の現地のおすすめ食堂(現地の魚介類販売のスタイル)を紹介します。

ベトナムの「ダナン」ってどんなとこ?

「ダナン」の特徴は?

・地理と言語
「ダナン」はベトナムの中部の都市です。公用語はベトナム語ですが、ホテルや観光地のレストラン等では英語が通じるところもあります。(日本語はホテル以外は通じませんでした。)ベトナムダナンの年間の冬でも20℃を越える温暖な気候です。3月~8月が「乾季」で9月~2月が「雨季」になります。

・使用できるお金
ベトナムで使用できるお金はベトナムドンです。ホテル等はクレジットカードが使えますが、町を歩く場合は現金が必要です。レートは1ドン=0.0047円(2019年1月20日現在)
例えば現地で1000円のモノを買うと211,933ドンの支払いになるため金額がよくわからなくなります。現地で提示された金額をざっくり把握する場合は下3桁を取って5倍する(211×5=1055円)と日本円になると覚えておくと便利です。

・ベトナム人の気質
ベトナム人の人達は基本的に日本人に対してとても親切です。レストランではまじめな人が多いためか飲食店では店員が食器をさげたがってる視線をよく感じます。(油断すると早く料理をさげられてしまいます!)また、ベトナムの人達は男性も女性も身長があまり高くなく威圧感がないためあまり怖さもありません。

・ベトナムの注意点

ベトナム人の気質は良くても、町の中を歩く時は注意が必要です!特に道路(特に歩道)や交通網のインフラ整備がされていないため、観光で出歩く際はとても危ないので注意が必要です。公道はバイクに乗った現地住民のレース場になっており、リアルマリオカート状態です。。交差点を渡るときは覚悟を決めて渡らないといつまでたっても渡りきることはできません。(歩道橋のような親切なものはダナン市内にはありませんでした!)

ベトナムのダナン観光でシーフードを食べるならどこがオススメ?

ベトナムは海に面しており、豊富な海産物が手に入る地域です。
そのため、有名な「フォー」や「生春巻き」だけでなく現地で一度は鮮度抜群の魚介類を食べたいものです。(私自身が普段は水産物の養殖をしているため本場の魚介類販売スタイルは一度は見ておきたかった!)現地の人教えてもらい、実際に行ってきたオススメのお店は「Quan Be Man(クアン・ベー・マン)」です。

↑写真:「店の外観」と「店の前の景色(目の前は海!)」

ダナン海鮮レストラン「BE MAN(ベーマン)」はどんなスタイルのお店?

ベーマンはレストランというよりも現地住民も利用する食堂といった感じのお店です。
しかし、普通の食堂ではありません!注文できる魚介類は生きたものをチョイスするシステムです。水槽に入った生きた海産物をその場で取り上げて調理してくれます!しかし、注文スタイルが独特すぎるためお店のシステムを順を追って説明します!

~お店の注文システム~
①まずは食べたい食材を選ぶ!
まずは展示されている水槽から食材を自分で選びます。水槽には食材の1kgあたりの単価がざっくりと書いてあります。そして、食べたいモノを決めたら店員と思われる人に声をかけます!(店員なのか、お客さんなのかわからないスタンスで働いている人が結構います。。)

↑写真:「展示されている水産物」と「水槽に入ったブラックタイガー」

②食べたい食材の販売量の交渉!
店員さんに声をかけて食べたい食材を伝えると、1kg単位で勝手に用意を始めます!!
エビ(ブラックタイガー)とアワビと貝を注文しましたが全部1kgづつ用意されたため、2人で食べるのには多すぎます!そのため、量を少なくしてもらう交渉をしました!(日本人しょぼい英語力でも交渉可能!)

自分「シュリンプハーフ!」
店員「OK!!(300gに減らしてくれた)」
自分「(アワビを指さして)ディス 2ピース!)
店員「(しぶしぶ)OK!」
自分「(貝を指さして)ハーフ!!」
店員「(これもしぶしぶ)OK!」
そして、交渉の結果手に入れた食材がこちら↓

③選んだ食材の調理方法を選択!
選んだ食材はその場でお店の店員さんが調理してくれます。
食材によって調理方法の選択肢があります。(太字が注文した調理法)

~今回の場合~
エビ:「グリル」か「チリソース」
アワビ:「グリル」か「刺身」
貝:「グリル」か「ボイル」

④選んだ料理を席で待つ!
席を選んで待ちます。待ってる間に店員に飲み物も注文できます!

↑写真:席は一列に机と椅子がひたすら並んでるスタイル)
そして、でてきた料理がこちら↓

↑写真:ブラックタイガーのチリソース)
↑写真:アワビの刺身

↑写真:二枚貝のネギとスパイス焼き)
どの料理も鮮度抜群で美味しかったです!!特にエビは1尾40gオーバーサイズのブラックタイガーで臭みもなく、チリソースとの相性も抜群でした!!

⑤テーブルでお会計をして完了☆
会計は全部で581,000ドン。(581×5で約2905円)
2人でこれだけの料理と飲み物を頼んで3000円いかないのベトナムの物価はお得感があります!
(日本でアワビ食べたら1個だけで5000円近くはしていまいます!)

注意点:
ベーマンのレストランは事前情報なしで、女子旅で訪れる際は少々きついかもしれないです。。。
(ホテルの支配人が以前にこのお店をオススメしたが、女子2人で訪れた際に「システムが分からなすぎて怖かった」と言われた経験があるとのこと)
ですが、この記事を読んでシステムが分かってれば美味しい海鮮をリーズナブルな価格で楽しむことはできます!

まとめ(日本の水産物の販売でもベトナムに学ぶことがある!)

今回紹介したお店は活きた海産物をそのまま現地で調理して提供するシステムです。ベトナムでも獲れた水産物を冷凍にしてしまえば価値は下がりますが、ライブ(生きた状態)で調理・販売することで付加価値を高めています。このようなレストランは現地の特性を最大限に活かし、現地住民だけでなく観光客も上手に取り込めるようにした理想的な販売スタイルでうまく商売しているなと感じました!

日本で養殖する場合も、魚介類はライブ販売のような活きた状態で付加価値を高める取り組みは重要です。水産物だけでなく農産物も含めた生鮮品はモノとして販売するだけではなく、お客様が「自分で収穫したり、調理したり」といった体験まで含めて付加価値にしていくことが今後ますます重要になってきます。

 

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