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ファミマの栽培キット「ファミマガーデン」で農作物の生産にチャレンジ☆
一次産業である農業や養殖は「生き物」を飼育し、生産できなければなりません。
そのためには、小さくても、少しでも「生き物」を育ててみることが重要です。
育成の計画を立て、実際に飼ってみて、思った通りに育成できてるか観察。
そして、次の育成への改善点を抽出することで生き物がうまく飼えるようになります。
これはビジネスでよく使われる、PDCAサイクルの生き物バージョンです。
「究極の自然との共存」を実現するため、様々な生き物の育成に実際にチャレンジし、育成データを収集する「育成レポートシリーズ」の第1弾です。
PDCA(plan-do-check-act cycle)サイクルとは
事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の一つ。
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する方法。
1. Plan(計画):従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する。
2. Do(実行):計画に沿って業務を行う。
3. Check(評価):業務の実施が計画に沿っているかどうかを評価する。
4. Act(改善):実施が計画に沿っていない部分を調べて改善をする。
出典:wikipedia
「ファミマガーデン」とは
「ファミマガーデン」とはファミリーマートで販売されている「家庭用の農作物栽培キット」です。
種、肥料、土、栽培ケースがセットになっており販売価格は498円(税込み)。
このキットは(株)ファミリーマート、(株)サカタのタネ、住友化学園芸(株)の共同開発商品です。
そのため、植物の育成の初心者でも簡単に栽培ができるように設計されています。
メーカーサイトのリンクはこちら
家庭栽培キット「育てる」シリーズ“ファミマガーデン“
「ファミマガーデン」との出会い!!
私の家の近所にもコンビニはたくさんあります。
しかし、「セブンイレブン」と「ローソン」が乱立する地域で、ファミリーマートは近くにありませんでした。
たまたま、遠出した際にふらりと「ファミリーマート」に立ち寄るとデザートのチルドケースの上に謎のコーナーを発見☆
↑写真:デザートの上で販売される栽培キット
なんと「自分で育てる栽培キット」がコンビニで売っているのです!!
コンビニはすぐに食べれるものを中心に品揃えします。
調理の手間がかかる生鮮品(野菜など)を品揃えする店舗も出てきてはいますが、コンビニで販売するのはなかなか難しいのが現状です。
その中で、調理の手間どころか「野菜を自分で育てて食べる商品」が目の前に並んでいる!!
この提案は他のコンビニにはない「ファミマ」のチャレンジ精神を感じました。
(もちろん、この時に即「ミニトマト」と「青しそ」の栽培キットを購入。)
「ミニトマト」と「青しそ」の栽培レポート
さっそく購入した「ミニトマト」と「青しそ(大葉)」の栽培をスタートしました。
(2018年7月1日に育成開始)
栽培のセッティング方法や育成記録をご紹介していきます。
セット内容
ファミマガーデンのセット内容は下記の通りです。
・種
・土(圧縮培養土)
・肥料
・栽培容器(ネームプレート付き)
・取り扱い説明書
↑写真:トマトと青しそのセット内容
セッティング方法
①土を膨らませる(7月1日)
まずは、容器に圧縮されてペラペラになってる土をぬるま湯(30℃前後)を450mL入れて膨らませていきます。
(土が水を吸うとあっという間に膨らみ、容器が土でいっぱいになります。)
↑写真:給水前と給水後の写真
②種まき(7月1日)
セットについている小袋に入った種をまきます。
これでセットは完了です。後は育つのを待つだけです。
↑写真:セット後の写真(キッチンの上で育成スタート)
育成記録
・発芽(育成6日目)
夏に育成を開始したため、発芽のための温度も適温でした。
そのため、順調に育成6日目で「トマト」と「青しそ」が同時に発芽しました。
↑写真:発芽時の様子
・トマト間引き(育成7日目)
「トマト」、「青しそ」共に成長の過程で間引きをしていきます。
特にトマトは発芽した時点で元気な1本だけ残して選別しなければなりません。
(頑張って発芽した芽を切るのは切ない気持ちになります。)
↑写真:トマト選別前と選別後(ごめんね。。。)
・青しそ間引き(育成23日目)
青しそも間引きをしながら育成。青しそは小さいながらも試食。
しっかりとした青しその味がしました☆
↑写真:青しその間引きと実食
・追肥(育成30日目)
育成30日目にセットについていた肥料をトマトと青じそ両方に与えました。
↑写真:トマトに追肥
・現在の育成状況(育成82日目)
「トマト」、「青しそ」ともに成長中。
「トマト」は今のところ問題はなく成長はしていますが、まだ花が見当たらないので少し心配です。。
「青しそ」は8月の猛暑で日光が強く、気温も高すぎたため、葉っぱが黒くなってしまうことがありました。
しかし、9月に入って黒い葉っぱもでなくなり、食べれるサイズの青じそまで順調に成長してきています。
↑写真:(左)トマトで(右)青しそ
考察とまとめ
栽培キットを試してみて、初心者でも簡単に植物が育てられる「ファミマガーデン」は一度は試す価値がある商品だと思います。
本当の「農業」をやるとなると、今回の栽培キットのように簡単にはいきません。
それぞれ畑での土壌の性質の違いや、悪天候・自然災害、虫などの天敵の問題も入ってきます。
ですが、実際に植物を種から育てることで、「成長速度」や「育成にかかる日数」、「育成過程の植物の変化」等様々なことを体験し、勉強することができます。
こうしたリアルに取り組んだ一つ一つの飼育データや、体験の積み重ねが「農業・養殖ビジネス」をやっていくためには重要になってきます。
これからもいろんな「生き物」を実際に育成し、レポートをアップしていきます。
(ファミマガーデンのその後の育成結果はこちら「トマト」と「青しそ」の生産結果)