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「たまご」の疑問をわかりやすく解説!
卵は栄養価が高く、冷蔵庫に常備していると何にでも使える最強の食材です!
今回はそんな「たまご」の疑問をまとめてわかりやすく解決していきます。
(できるだけ、難しい説明はなしでいきます!)
①なぜ「赤い(茶色)たまご」は値段が高いのか?
「栄養価」は違うのか?
答え:
値段が高い理由は「赤玉の方が生産コストが高いため」です。
なんと、栄養価はほとんど差がありません!!
解説:
たまごの殻の色は「ニワトリの品種」によって変わります。
「白いたまご」は「白いニワトリ」が産みます。
白いニワトリは卵をたくさん産めるよう品種改良されています。
(明治時代にアメリカから来た「レグホーン種」など)
「赤いたまご」は日本固有の地鶏など、「茶色のニワトリ」が産みます。
茶色い鶏は1羽で産める卵の量が少ないです。
この生産性の違いが、赤い卵の方が高価な理由です!
(赤い卵の方が、高価なイメージがあり高く売れるから値段が高い場合もあります。)
参考:
卵の「黄身の色」の違いについて
「卵の殻」の色は親のニワトリの「品種」の違いによるものですが、
「卵黄」の色は親のニワトリの「餌」の違いによるものです。
たくさん「トウモロコシを食べてれば黄色」になります。
「エビの殻などを与えると卵黄はオレンジ」っぽくなります。
②卵は「賞味期限」が切れたらすぐに食べられなくなるのか?
答え:
冷蔵庫などの冷暗所に保管しておけば、
1~2ヶ月過ぎても加熱すれば食べられます!
(でも、賞味期限が過ぎたものを食べる際には気をつけてください。)
解説:
通常、たまごの賞味期限はパック後14日間(2週間)と設定されています。
ですが、これは「夏場に生で食べる場合の厳しい条件」で設定されています。
そのため、冷蔵庫などの冷暗所できちんと保存しておけば、
賞味期限を1~2ヶ月過ぎても加熱すれば安全に食べることはできます。
(卵の食中毒で危険なサルモネラ菌も70度以上の加熱で死滅します。)
③ゆで卵にした時「むきやすい卵」と「むきにくい卵」があるのか?
答え:
「むきにくい卵」と「むきやすい卵」はあります。
「新しい卵」はむきにくく、「古い卵」はむきやすいです!
解説:
産卵後5日くらいすると、卵の殻と内側の膜の間に隙間ができてきます。
そのため、新しい卵は殻がむきにくく、古い卵は殻がツルッとむけるようになります。
ゆで卵にする際には買ったばかりではなく、時間が経った卵を調理するのがオススメです。
④スーパーの卵を温めるとヒヨコになるの?
答え:
スーパーで買った卵を温めても孵化しません。。
解説:
スーパーで販売している卵は「無精卵」です。
ですが、農家で放し飼いにしているニワトリの卵は可能性ありです!
⑤なぜ「温泉たまご」って黄身だけが固まるの?
答え:
「黄身」と「白身」で固まる温度が違うからです!
解説:
「黄身」は65℃~70℃の温度で固まり始めます。
「白身」は80℃近くにならないと完全に固まりません。
(白身は58℃くらいから固まり始めはします。)
そのため、卵を65℃~70℃のお湯に30分程度入れておくと、
黄身だけが固まって白身がトロトロの「温泉たまご」ができます。
※普通のゆで卵は短時間の高温で茹でるため、白身が先に固まります。
(生卵を水からお湯で9分ゆでるとベストな半熟たまごができますよ。)