「ローカルベンチャー」とは?日本に適した新しいビジネスモデル!

「ローカルベンチャー」との出会い!

農業・養殖の新規ビジネスを持続可能な形で組み合わせて、新たな生態系を作る!!
そして、搾取するのでなく自然と一番共存できた者が「循環王」です!
そんな「循環王」を目指して日々ブログを更新しているのでが、情報収集をしている中で一冊の本に出合いました。

それがこの「ローカルベンチャー」という本です。

ここ最近読んだ本の中で一番衝撃を受けました!
詳しくは記事の中で記載しますが、地域のベンチャー企業が「農業」「養殖」だけでなく「林業」までも繋げて「生態系を循環」させるだけではなく、「地域経済のお金までも循環」させる取り組みをしています!そして、私と同じような志を持った方がすでに地域コミュニティーの中でビジネスを成立させ、今ではメインの会社2社で5.8億円(2017年)を売り上げる企業ができていることを知りました。

この本を読んだ正直な感想は複雑でした。
まずは、著者の取り組みに「共感」と「感動」といった感情が一気に沸き上がりました。(この人スゴイ!!)
一方、まだ自分が実際には取り組めていない「循環型のビジネス」をここまで形にしている人達がいることを知り、くやしくて涙が出てきました!(自分も負けてられない!!)

今回の記事では「ローカルベンチャー」についてご紹介していきます。
(詳しくは実際に本を購入して是非読んでみてください☆)

引用元:ローカルベンチャー
「エーゼロ」代表取締役、「西粟倉・森の学校」代表取締役
牧 大介 著

「ローカルベンチャー」とは?

「ローカルベンチャー」とは「ソーシャルベンチャー(社会起業家)」が発想のもとになっています。「ソーシャルベンチャー」とは社会貢献のために起業したベンチャー企業を指す言葉です。しかし、ソーシャルベンチャーに取り組むプレイヤーは都心部に集中しており、地域(田舎)にはいないという現実がありました。そのため、著者は「地域で活躍するソーシャルベンチャーを増やし、互いに関係を持ちながら地域の経済を成り立たせていく」ことをコンセプトとした「ローカルベンチャー」という言葉を発信するようになりました。
(ローカルベンチャーという言葉はこの本の著者が提唱した言葉で2009年頃までは存在していない言葉です。)

どんな取り組みをしているのか?

最初は岡山県の西粟倉村で地域資源である森を有効に使って経済や雇用を作り出すためのビジョン「百年の森構想」からスタートしています。その取り組みの中で、著者は森や木から価値を生むために木材の加工・流通の総合商社(会社名:西粟倉・森の学校)で起業しています。
具体的な事業内容としては間伐材の伐採から製材、商品の開発と製造、販売をトータルして行うビジネスです。(本書には倒産の危機や試行錯誤など波乱万丈な出来事が詳しく書かれています。)そして、木材加工のビジネスが軌道にのると地域経済の循環という広い視野でローカルベンチャーへ取り組むために2目の会社(会社名:エーゼロ)を立ち上げています。エーゼロでは4つの事業をメインに取り組んでいます。

~エーゼロの4つの事業~

①自然資本の活用
②ローカルベンチャー支援
③ふるさと納税・地域商社事業(地域のファン作り)
④建築不動産事業

特に注目すべきは「①自然資本の活用」です。最初は木材を利用した事業(林業)からはじまり、それに「水産業」と「農業」まで循環させて付加価値をつけていく取り組みを行っています。(これは地域のコミュニティでやらななければ今の日本ではなかなかできない取り組みです。)
日本の行政は「農業なら農協」、「林業なら森林組合」、「水産業なら漁協」と縦割りになっており、交わることがありません。本来これらの分野は縦割りではなく横に繋がっています。それを地域のコミュニティーの中で循環させていく事業に取り組んでいるのです。
具体的には水産業は「ウナギの養殖」に取り組んでいます。ウナギの養殖は水温が25~30℃での育成となるため、水の加温は木材チップを利用した「バイオマス加温」で行っています。さらに、ウナギの糞に含まれる窒素やリンを含む排水を畑に引き入れて小松菜やホウレン草といった「葉野菜の育成」までしています。そして、冬場には鹿やイノシシの「獣肉(ジビエ)を加工」までして製品化しているというから驚きです!!

西粟倉村の「ローカルベンチャー」はどうなっていくのか?

西粟倉村ではローカルベンチャーのみでなく、自治体も巻き込んであらゆるジャンルで村自体の「自立度」が高まっています。
西粟倉村は木材、魚、農作物の生産だけでなくエネルギーの自給率も100%を目指しています。特に村で利用する再生可能エネルギーとして最適なのが「木質バイオマス発電」と「小水力発電」のエネルギーです。(食・住・エネルギーの自立はすご過ぎます。)これらの取り組みは「SDGs(持続可能な開発目標)」の課題解決ともリンクしおり環境未来都市としても注目されてます。

さらに、IOC(Initial Coin Offering:イニシャル・コイン・オファリング)という新規仮想通過公開しての資金調達にも取り組んでいます。このシステムは資金調達したい企業やプロジェクトが仮想通過を発行して、資金を調達するクラウドファンディングに近い方法です。このような新たな資金調達により村の発展が急速に加速するようになってきています。

そして、減少し続けていた村の人口が2018年には「増加」に転じています!!
(これは今問題になっている首都圏の人口集中の問題解決の糸口になっていきそうです。)

西粟倉村のこれらの取り組みは日本の地域に適した「新しいビジネスモデル」あり、これからローカルベンチャーに取り組む人達のお手本になることは間違いありません。

まとめ

地域ビジネスにはまだまだ可能性が溢れています。ビジネスを成長させるためには長丁場を覚悟して少しずつ実績を積み上げて、いろいろなビジネスを連鎖させてじわじわと広がっていった先を見つめていくのがローカルベンチャーの経営の基本とのこと。さらに「ワクワクファースト」で積極的に軌道修正しながら進んでいくことが重要と書かれています。

「ワクワクファースト」はとてもいい言葉です!!
特に一次産業に携わるビジネスはワクワクファーストでなければ発展はないと思います。そして、1つで儲からなければ複数を繋げる発想がとても大切だと改めて感じました。農業・水産・林業・エネルギー、そしてお金までも循環させるビジネスを繋げ、皆で日本の一次産業を元気にするチャレンジをどんどんしていきましょう!!

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