目次
「放置は危険!!」
なぜ、ネズミの駆除が重要なのか?
ネズミが発生した際には、絶対に放置をしてはいけません。
ネズミを放置すると下記の様な問題が次々と発生します!
〜ネズミが引き起こす問題〜
①「病原菌の感染」リスク!
②「資材」への被害!
③「漏電火災」のリスク!
①「病原菌の感染」リスクについて
ネズミは様々な病気の媒介者となります。
「排水溝の中」や「排泄物にまみれて生活している」ため衛生的であるはずがありません。
例えば、
私達が知らな間に保管している食品が噛られた時にサルモネラ菌が広がり食中毒を発生させるリスクが発生します。
一般家庭だけでなく、食品工場などで発生すると大問題になります!
②「資材への被害拡大」について
ネズミは私達の保管している「食料」や「飼料」を噛じって大きな被害を出します。
紙袋に入れて保管してある「お米などの穀物」袋を噛じって穴を開けてしまします。それだけでは収まらず、そこら中にオシッコをまき散らしていきます。そのため、噛られていなくてオシッコでベチャベチャになり在庫に多大な被害がでることもあります。
③「漏電火災」のリスクについて
ネズミが噛るのは食料品だけではありません。
奴らは「電気コード」や「電気配線」なども噛って漏電させてしまします。
そのため、これが原因で火災につながるリスクも出てきます!
ネズミ駆除のための「基礎知識」
ネズミの「生態」について
ネズミの対策のために、理解しておくべき「ネズミの生態」は下記の つです。
「夜行性」の習性
ネズミは「夜行性」で暗い場所を好みます。
そのため、罠を仕掛けてネズミを捕まえるのは基本的には夜です。
「巣作り」の条件
ネズミはすぐに巣を作って増殖します。
条件が揃えばあっという間に無数のファミリーを作って、被害が爆増します!
ネズミが巣をつくるには下記の様な条件があります。
〜ネズミが好む3つの条件〜
・暖かい室温に保たれている。
・適度な穴や隙間。
・十分な食料がある。
「寿命」と「繁殖の速さ」について
ネズミの寿命は1年〜2年です。
寿命は長くないですが、1年間で何度も子供を産みます。
妊娠から出産までは約20日で、年間5〜6回は出産すると言われています。
また、一度に6〜7匹の子ねずみを産むため本当にネズミ算式に増えます!
ネズミの「種類」について
主に日本国内で被害を発生させるネズミは主に下記の「3種類」です。
特徴を理解しておきましょう!
(素人ではなかなか難しいですが、プロの業者は糞をみて種類を特定していきます。)
- ハツカネズミ
体長:10cm以下(小型)
特徴:小さいネズミ、自然環境に近い建物などに多く出る。
糞の形状:約10mm 先が尖っていて太い - クマネズミ
体長:約15cm〜20cm(中型)
特徴:一般家庭などの住宅でよく被害を出す種類。
糞の形状:約7mm 細長い - ドブネズミ
体長:約20cm〜25cm(大型)
特徴:でかい!!どう猛で何でも噛るし、破壊力抜群。。。
糞の形状:約5mm 米粒くらい小さい
ネズミ駆除の「準備」について
ネズミのを撃退するための最初のステップとして
「侵入を防ぐ準備」を徹底します。
「侵入経路の封鎖」
まず、第一にすることはネズミの「侵入経路の確認」です。
ネズミは建物と外との間にほんのわずかにでも隙間があれば侵入してきます。
侵入経路となりそうな場所を発見し、その経路を完全に「封鎖」してください。
〜ポイント〜
侵入経路は「強固な材質のモノ」でふさぐいでください。
私はアルミテープで穴に貼って対処しましたが、簡単に食いちぎられてしまいました。ネズミが噛っても絶対に破けない板を貼るなどの対処が必要です。
「原因の除去」
ネズミが侵入しているということは「ネズミを寄せ付けた原因」があるはずです。
つまり、「ねずみが住み着きやすい環境を提供してしまっている」ということです。
・ネズミの食料となる「お米」などが紙袋に入ったまま置いてある。
・ネズミの隠れやすい、暗くて狭い隙間のスペースがある。
・「暖かい室温の場所」を提供している。
などの条件が揃った場所はありませんでしょうか?
特に「食料」の保管には注意が必要です。
ネズミに狙われる場所にある「食料」の対策としては、臭いが外に出ないプラスチック容器等に入れてしっかりガードしてください。
具体的な「駆除方法」とは?
ここからが、具体的な「駆除方法」の解説になっていきます。
「自分できるオススメの撃退方法」と「実際に試してダメだった撃退方法」をそれぞれご紹介していきます。
【効果抜群】おすすめの「駆除方法」
①「粘着シート」による駆除
自力でネズミ駆除をする場合、効果的な対策はこの方法のみです!
いろいろな方法を試しましたが、結局はこの方法になります。
「メリット」と「デメリット」は下記の通りです。
- 物理的に「確実に捕獲」できる!
- 安全性が高い!
- 安価に対応できる!
- 生きたネズミを捕獲するので処分に困る。
粘着シートや捕獲カゴは「安価」に手に入れることができ、確実にねずみを撃退できます!
これの「効果は絶大」です!
侵入経路を塞いで、建物内部のネズミをすべて捕獲してしまえばミッション完了となります。
(「捕獲カゴ」も粘着シートと同じ効果を期待できますが、「餌を取り付ける手間」や「一方向からしかネズミが入れないこと」、「すぐに罠を覚えて入らなくなる」、「手が挟まるとものすごく痛い」といった問題があるため粘着シートの方がオススメです。)
「粘着シート」の使い方は下記の通りです。
〜使い方について〜
①「粘着シート」はアマゾンやドラックストアで購入します。
ネズミの通り道にすべて配置できる枚数をご用意してください。
②粘着シートを「設置」
粘着シートを配置するポイントは、
ネズミの通り道にはできるだけたくさんのシートを設置することです。
ネズミは器用なので粘着シートの横に別の道があれば避けていきますので道を完全にふさぐように設置してください。
注意:
あまり多くシートを敷き過ぎて、ご自身が粘着シートに引っかからないようにしてくださいね。
③様子を見る。
すぐにはネズミが捕まらない場合も多いので、少なくても1週間程度は様子をみて捕獲されるのを待ちます。
〜粘着シートのデメリットについて〜
粘着シートのデメリットは「捕獲したネズミの処理」です。
(これが精神的にものすごくキツイです。。)
粘着シートで捕獲するとねずみが生きたまま粘着シートにくっついています。
捕獲カゴの場合も生きたまま捕獲されます。
基本的な処理方法としては、
粘着シートはそのまま可燃ごみへ。。。
捕獲カゴに至っては水の中で溺死させてくださいと。。。。
(「キューキュー」と泣く声がいつまでも耳に残り、可哀想過ぎて私はトラウマになりました。。)
もしも、これがどうしても耐えられない場合は業者にご依頼するのも一つの手段です。
実際に試して「ダメだった撃退方法」
毒餌の利用(ネズミ駆除剤)
ネズミ用の毒餌も販売しています。
実際に試してみましたがネズミは食べてくれませんでした。
もし毒餌を食べてくれたとしても、死んだネズミが建物のどこかで腐敗していることになります。(これが病気の原因になることも考えられます。)
また毒餌を配置していること自体が「誤飲」や「他の食品に混ざるリスク」があります。
これらの理由から、毒餌によるネズミ駆除はオススメしません。
超音波発生装置
ネズミ用の超音波装置も導入してみましたが「効果なし」でした。
設置した最初のうちはしばらくネズミが来なくなった気がしましたが、しばらくすると効果はなくなりました。。
さらに、ネズミ用の超音波ですが人間にもキチンと聞こえるためうるさいです。
そのため、集合住宅や住宅地で使用することは近所迷惑になるため使用することはできません。
まとめ(+プロの業者へ依頼する場合の判断材料)
自力でネズミを撃退する方法について解説してきました。
これだけの対策をキチンとやれば、一般家庭であればご自身で対処できると思います!
しかし、それでもダメな下記の様な場合はプロの業者にきちんと見てもらって対応することも必要であると思います。
この場合、費用は発生しますが今後のネズミによる被害を根本的になくすことを考えると結果的には苦しまずに済むかもしれません。
・プロの業者のリンク↓
・侵入経路がどうしても特定しきれない場合。
・ドブネズミの様な巨大ネズミが増えすぎてどうにもならない場合。
・すでに電気コードが噛られて漏電などが発生し、火災リスクがでている場合。
・食品工場などで病原菌が混入すると大問題になる場合。
この記事でねずみ被害に苦しまれている方のご参考に少しでもなれば幸いです。